発表会今年度も秋に発表会を開催いたします。新型コロナウイルス対策を考慮し、500人が収容できる大きなホールを選びました。密にならないよう配慮しながら、日頃の成果を思う存分発揮できる、素敵な発表会にしましょう。ピアノのソロに加えて、バイオリンのソロやピアノ連弾も行います。個々の特技を披露したり、音楽を通して交流を深めたり、生徒様お一人お一人にとって、発表会が輝ける場になることを願っております。2021.05.07 01:02
オンラインレッスン新型コロナウイルスが拡散する中、暗いニュースが連日続いています。こんな時だからこそ、音楽の力で人々の心に潤いをもたらせたいですね。ピアノは自宅にいても楽しめますので、ご自宅にいる機会が多い今こそ、いろいろな音楽に触れるチャンスです。普段なら向き合えなった楽曲に、ゆっくり時間をかけて取り組むのもいいですね。外出自粛要請が出ているため、レッスンではLINEのビデオ通話を使用して、生徒様のピアノを聴かせていただいています。音質は期待できませんが、コミュニケーションをとりながらレッスンを進めることができ、まるで二台のピアノでレッスンをしているようで楽しいです。また、ピアノの動画を送っていただき、その演奏に対してのフィードバックを行うことも検討しています。このような状況でも、できることはたくさんありますね。生徒様のレッスンを通して感じ、心より感謝しています。2020.04.09 13:59
大人が変われば子どもも変わる!書籍「魔法のピアノ・レッスン~ 」でおなじみ渡部由記子先生の講座へ参加させていただきました。「生徒がやる気になってくれない」「譜面通りには弾けるようになったけれど、それ以上、何を教えて良いか分からない」こんな指導者の悩みを解決するのが、渡部由記子先生の「魔法のピアノレッスン」シリーズです。その中から心にとまる言葉がたくさんありましたのでご紹介いたします。『ピアノを指導する目的は、単にピアノが上手く弾けるようになることだけではありません。課題をこなす力、継続する力、そして大きな目標を確実に達成する力など、「生きる力」を付けることにあると考えています。まずは大きな目標を設定し、そこまで導くための階段=小さな目標をたてること。これは指導者の役割です。次に、小さな目標を一つ一つクリアしていくよう、生徒を導きます。小さな目標の達成は、まさに成功体験。成功体験を積みかさねることで、子どもは自信もち、やる気が生まれてきます。そのようにして「頑張る方法」を覚えた子どもは、驚くほど成長していきます。それは、ピアノだけではなく、学業やその後の人生においても良い影響を与えます。』ピアノに限らず、何かを好きになって継続して努力すること。大切ですね。大人が変われば子どもは変わる!心に響く言葉です。2018.03.22 07:10
F.Chopin 「バラード1番」ショパンの「バラード1番」はポーランドの名ピアニストW・シュピルマンの真実の物語を映画化した「戦場のピアニスト」でもとても有名になった曲です。フィギュアスケートでも用いられているため、一度は耳にしたことのある方も多いのではないでしょうか。同時代で活躍したシューマンはこの曲を「ショパンの曲で最も好きだ」と語っています。また「この曲は大変優れている。しかし、彼の作品の中では最も天才的・独創的なものというわけでもない」とも評しています。ショパンは後にバラード2番をシューマンに献呈していますが、シューマンは1番の方を好んでいたそうです。「バラード」とは物語風の内容を持つ音楽のジャンル名のことです。元来はイタリア語で”物語”という意味です。しかし「ピアノの詩人」と言われるショパンは、バラードを歌詞のないドラマティックな ピアノ音楽として独り立ちさせました。彼は、この形式をピアノ独奏曲として初めて使った作曲家です。歌詞のないピアノ曲ですが、友人のアダム・ミツキェヴィッチが作った詩から インスピレーション受けて作曲したと伝えられています。楽曲構成は「序奏⇨第一主題⇨第二主題⇨展開部⇨コーダ」となっており、音楽的に表現された起承転結のあるドラマティックな曲想が印象的な傑作です。2017.12.01 05:00
Bösendorfer Imperial ベーゼンドルファーの象徴的存在であるモデル290インペリアルをご存知でしょうか。オーストリアに所在するピアノ製造会社が開発した高貴で深淵な響きのピアノです。最大の特徴は最低音を長6度低いCまで、9鍵拡張していることです。(拡張部分は全て黒色)この改造はイタリアの作曲家でピアニストでもあったブゾーニの要望によるものです。8オクターブの音域は、バルトーク、ドビュッシー、ラヴェルなど、彼らが意図した響きを忠実に再現することを可能にしました。更に響板材として最適とされる木材をボディに使用することで、ベーゼンドルファー特有の、オーケストラを思わせる色彩豊かな力強い音色を醸し出します。また、ベーゼンドルファーのピアノはフランツ・リストの激しい演奏に耐え抜いたことで多くのピアニストや作曲家の支持を得ています。(ピアニストとしてはヴィルヘルム・バックハウスが有名)数々の歴史あるピアノブランドが衰退していく中、ベーゼンドルファーはスタインウェイ、ベヒシュタインと並んでピアノ製造御三家として今もなお君臨しています。2017.09.06 05:03
日本クラシック音楽コンクール毎年6月ごろから全国で日本クラシック音楽コンクールが開催されます。ピアノ、声楽、弦楽器、管楽器、あらゆる部門があり、学年によって分けられています。予選の合格ラインは70点、本選は80点、全国大会は90点となっており、通過するたび難易度は高まっていきます。今年は小学生・中学生部門の審査員を務めさせていただきました。参加者のレベルは非常に高く、感心する演奏ばかりです。若き芽を摘んでしまわないよう、励みになる講評を書き留めるよう心がけています。そんな中で、走らせる鉛筆がピタッと止まってしまうような、引き寄せられる演奏が時々あります。教え込まれたものではなく、本当に弾くのが好きなんだなぁと伝わってくるピアノの音色。内なる心の音色が溢れ出てくる演奏です。私たちピアノ講師の役割りは、技術や表現方法を教えるだけでなく、心の中にある感情を音に込め、引き出す術を伝えることにあると思います。それが出来るようになってくると、忍耐のいる反復練習にも自ずと向き合えるようになります。ピアノで表現する楽しみを、いつでも感じて演奏したいですね。2017.09.06 01:00
William L. Gillockウィリアム・ギロック(William L. Gillock、1917年7月1日 - 1993年9月7日)はアメリカ合衆国 の音楽教育家、作曲家。ギロックは音楽教育分野の作曲の第一人者で、メロディーの美しさから「教育音楽作曲界のシューベルト」と呼ばれています。(Wikipediaより)こちらの「こどものためのアルバム」には、バロック風から現代風まで多様な様式の小品が集まっています。難易度はバイエルからツェルニー30番の範囲です。一曲一曲が叙情的で美しいため、発表会にもおすすめの曲集です。中でも私のお気に入りは「ウィンナーワルツハ長調」です。シュトラウスのウィンナーワルツを連想させる優雅で伸びやかな曲調となっています。手をクロスさせるパッセージは、腕の余分な力を抜いて柔らかく演奏してくださいね。2017.07.09 03:26